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一般社団法人 大川村ふるさとむら公社

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みんなでつくろう森の国

大川村は、人口が日本で一番少ない500人ちょっとの、山深いところにある村なんだ。
この村には「どんぐり銀行」があるんだよ。
どんぐり銀行というのは、お金ではなく、ドングリをあずかる銀行なんだ。
ドングリって、見たことあるかな? そう、秋に森や林に行った時や公園で遊んでいる時に、拾ったことがあるかもしれないね。

ドングリを拾ったら、近くのどんぐり銀行に持って行くと、
「ドングリ通帳」っていうのをつくってくれるよ。
受け付けは一年中行っています。

銀行なので、預けるだけでなく、払い戻しもしてるんだ。
でも、これは年1回だけ、春にしてるんだよ。
預けた「100ドングリ」で、苗木1本と交換されるんだ。
そのために大川村では預けられたどんぐりで、1年間で1万本の苗木を大事に育てているんだよ。

払い戻された苗木は、再び持ち寄って全国の植樹祭で植えられ山に戻っていったり、学校や公園、自宅の庭に植えられたりしているんだ。
みんなが拾ってくれたドングリは、大川村で苗木になり、全国に旅立っていき、50年後には大きな森の1本になっていくんだね。

どんぐり銀行のある大川村には、1年を通してたくさんの雨が降るんだ。
この雨を利用しようと、西日本最大級の早明浦ダムがあるんだね。
総貯水量といって、ダムの雨をためる力は、3億1600万m3、学校の25mプールにたとえると、75万杯の水がためられるんだ。
この水は、高知県だけでなく、香川県や徳島県の人々の生活を支えているんだよ。

でも、そのダムに危機が訪れているんだ。
日照りが続くとダム湖の水がすぐ底をついたり、大雨が降るとすぐいっぱいになって水を下流へ流さないといけなかったり、ダムがうまく水をためられなくなってきたんだよ。
以前は、雨が多く降れば森が吸収し、雨が少なければはき出していくという、山にはスポンジのような役目ができていたんだ。
でも、60年くらい前から、山の木がどんどん切り倒され、過疎が進み、人が減ったので、新たに植林した木の手入れができなくなってしまったんだ。
そのせいで、山は太陽の光が入らない、草も生えないほど荒れてしまい、水をためる力をなくしていったんだ。

人も木も生きていくには、水が必要だね。
川は山から流れてくるけど、山が水をはぐくむ力を取り戻すにはどうしたらいいだろう? そのためには、山のたくさんの木々が地中深く根を張ることが必要なんだ。
根が浅くしか張ってないと、木は大きく生長できないんだよ。
そうすると、台風や大雨で倒れてしまい、山崩れなどの原因となり、山が荒れることにつながってしまうんだね。木の根が広く深く伸びると、まるで山を抱きかかえるように崩れるのを防いでくれるんだよ。
こういう山だと、雨が降ると、たくさんの葉っぱや深い根が、水をゆっくり川の方へ流してくれるんだ。
こうしてみると、豊かな水をつくっているのは、森の力なのかもしれませんね。

ここでちょっと森と人間のつながりを、さかのぼってみてみよう。
人間は誕生してから約500万年前の間、森をすみかに暮らしていたんだね。
今日のように平地で暮らし始めて、まだ1万1000年たらずなんだよ。
だから、私たちが普段の生活から離れて森林にふれると、大昔に戻ったように、ほっと感じるんだね。

そう感じるのは、森の木々からでている生命をはぐくむ波、(フィトンチッド)によるものだと言われているんだよ。
このフィトンチッドは、人間だけでなく、地球に住むすべての命の源にもなっているんだ。
こんな大切な森を、みんなで豊かな森に戻したいものだね。

いま、日本の山は杉の木が多いんだ。たくさん植えたんだね。
ところが、杉の木は常緑樹といって、冬になっても葉っぱが落ちないので、お日様が地面に当たらない山になってしまっているんだ。
地面に日が当たるように少し切って、そこにどんぐりが実る落葉樹を植樹すると、落ち葉が栄養になって、たくさんの生き物が住み、水をたくわえる、元気な森が生まれるんだ。

大きな木も、小さい1個のドングリからはじまるんだ。
深い山も、よく見ると、1本の木がたくさん集まっているんだね。
その森は、中に入ると、ウサギやリス、フクロウやウグイス、トカゲやミミズなど、いろいろな生き物が住んでいることがわかるね。
人は、森を自分の森と思いがちだけど、他の生き物がいたり、空気や水を生み出しているんだという「思いやり」も必要ではないかな。
森の住人たちみんなと仲良く暮らしたい、どんぐり銀行はそんな人たちの森の窓口でもあるんだよ。

森をつくり、森を守るために、ドングリ1個からできることがあると思うんだ。
同じように、1人からできることもあると思うんだ。
ドングリと一緒に、小さなやさしさをひとつひとつ拾い集めて、日本中に緑の仲間をたくさんつくっていけたら、どんなにすばらしいことだろう。
私たちは、たくさんの人たちと一緒に「森の国」をつくることを夢見ています。

おしまい

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